高校サッカー

高校サッカーとJユースの違い|プロサッカー選手を目指すならJユースへ【経験談】

2019年12月8日

こんな方におすすめ

  • 高校サッカーとユースの違いがわからない
  • ユースと高校サッカーどっちが強いの?
  • どっちに行くのがおすすめ【小・中学生向け】

ユース出身の僕が今回ユースと高体連(サッカー部)の違いやユースと高校どっちが試合したら強いの?といういくつかの疑問に解決していきます!

実際にこの2つは中学から高校生に上がるときにどちらに行くのかとても迷うと思います。

この中学生という時期はなかなか自分1人で決めれる年代ではなく、親の協力や援助があって成り立ちます。

僕もいろんなセレクションを受けました。そこでわかったことや僕が経験したからこそ今となって言えることを伝えていきます。

 

お子さんがまだ小さくてサッカーに興味をもっている親御さんはぜひ子供の未来のために真剣に考えてほしいとおもいます。

1分ほどで簡単に解説したのでぜひ参考にしてください!

高校サッカーとユースとは

高校サッカー(高体連)

学校が主体で運営する部活動。

これは野球でいうところの甲子園みたいなものです。1918年に第一回大会が開催され、歴史のある大会なんです。

高校サッカーで有名な高校は、一度は耳にしたことがあるかもしれません。

選手権はサッカーしているものなら誰もが憧れる場所です!

ここからいくつものサッカー選手が生まれきました。

強豪校出身のJリーガーも数多くいます

主な高校サッカーからプロになった選手

  • 本田圭祐(星稜高校)
  • 長谷部誠(藤枝東)
  • 柴崎岳(青森山田)
  • 大迫勇也(鹿児島城西)など

 

大迫選手ならこのシーンが有名ですよね!

「大迫ハンパないって!!!!!

 

ユース

ユースとはプロのJリーグがプロを育成するための18歳以下の年代のこと。 一般的に、このような言い方をすることが多いです

年代別名

  • 高校生から20歳までの世代を「ユースチーム」
  • 中学生世代を「ジュニアユース
  • 小学生世代を「ジュニアチーム」

高校サッカーと違い、そこまでテレビで取材を受けたり、正月に選手権のように国立競技場で放映されることはありません。

ユースはあくまでも育成年代なので、学校で応援されたり、サポーターが見にくるわけではありません。

そこは厳しい現実...

下部組織のユースに所属する選手は、ほぼ全員が高校にも入学します。

例)京都サンガのユース選手はほぼ全員が立命館宇治高校へ入学するように、クラブによっては高校や大学と提携して高校生活を支援しているところもあります。

 

上のチームに入るには昇格しなければならず、競争は激しく、狭き門を突破しなければならない

 

主なユースからプロになった選手

  • 酒井高徳(新潟ユース)
  • 柿谷曜一朗(C大阪U-18)
  • 山口 蛍(C大阪U-18)
  • 吉田麻也(名古屋U-18)

 

1年間の主な活動内容

  • インターハイ
  • 選手権
  • リーグ戦

高校サッカーの3大大会は、夏のインターハイと冬の高校サッカー、そして、プロクラブのユースチームも出場する高円宮杯日本ユース選手権です。

ポイント

  • クラブユース
  • Jユース
  • リーグ戦

ユースサッカーの3大会は、夏のクラブユース・秋のJユース、そして、高校サッカーも出場する高円宮杯日本ユース選手権です。

このリーグ戦という枠に高校サッカーとユースが試合をする”唯一の決戦場”整えられています。

 

高校サッカーとユースどっちが強いの!?

高校サッカーとユースの全体のレベルを比較すると、圧倒的にユースの方が強いです!

高校サッカーとユースが戦うのは年間を通して、リーグ戦があります。それは、県リーグ・プリンスリーグ・プレミアリーグ・チャンピオンシップ

このリーグでこの2つが戦います!

ほとんど、プレミアリーグはユースチームばかりです。20チーム中14チームがユースチームで構成されています。(2019年度データ)

しかし、高校サッカーの強豪校VSユースだとこれは同じくらいの強さです。

高校サッカーの強豪校といえば、青森山田・東福岡・市立船橋など

 

歴代チャンピオンシップ優勝チーム

2012年 サンフレッチェ広島ユース
2013年 流通経済大学付属柏高校
2014年 セレッソ大阪U-18
2015年 鹿島アントラーズユース
2016年 青森山田高校
2017年 FC東京U-18
2018年 サンフレッチェ広島ユース

 

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高校サッカーとJリーグユースとチームの実力は単純には比較できません。1試合勝負だけで判断することもできませんし、その時々のコンディションもあります。

結論としては、高校サッカーとJリーグユースチームのチームとしての実力は計れませんが、個々人の力はユースチームに軍配ありといえます。

両方と戦った経験から話させともらうと、ユースの方が組織的で、個人の能力に長けている選手が多い。ユース出身は足元の技術をジュニア年代から徹底的に教わっているのもあり、かなり個人技術が高

ユースのある落とし穴

ユースはもちろん、リーグ戦の勝敗も多いし、プロもたくさん輩出していますがレジェンドや日本代表になる選手は高校サッカー出身が多いんです

このような原因

  • 泥臭さ
  • エリート扱い

 

プロを目指すならユースを勧める!【小中学生に告ぐ】

プロを目指すならユースの方が可能性としては高い。

ユースを勧める理由

  • プロの横のグラウンドで練習できる
  • トップチームと練習試合ができる
  • 練習に参加できる可能性がある
  • プロの監督やコーチに見られる
  • 待遇がいい

ユースはプロというものを近くで観察でき、プロの監督やコーチの目に届きやすい。そして、バスやボールもプロから降りてきたものもあるのでモノはすべて質が高いんです

中村俊輔選手のお言葉

「自分の中学時代と高校時代を一概に比べることはできないけど、サッカーの環境や知識に関してはクラブのほうが整っていたと思う。中学生の自分に対してコーチはサッカーを教えるプロで、立派な人工芝でレベルの高いトレーニングができた。

部活動は土のグラウンドの整備やボールなど用具の準備から始まる。指導者も監督やコーチである以前に『先生』だった。自分は先生に具体的な指示や指摘を受けた記憶はあまりないけど、昔の生徒は先生が怖いから毎日を頑張る。それによって心身ともに鍛えられる部分はあったと思う」

学校が終わり、決められた時間と場所でサッカー教育を受けるのがクラブ。専門的な知識を手に入れることができるというメリットはたしかに存在するだろう。対して部活動は学校生活の一部に過ぎない。授業をはじめとしたサッカー以外の時間のほうが長い。部活の顧問は先生であると同時に、親のような存在かもしれない。人格形成により大きな影響を与える環境になるのは自然な流れだろう。

だから、ユースを勧める!

ぜひ、小中学生は参考にしてほしい!今からでも遅くはない